ギ・ド・アシェット誌で最高評価(三ツ星)を獲得。トップ・ドメーヌを凌駕するエルミタージュを生み出す、シラーの真髄を極めた「ドメーヌ・デュ・コロンビエ」
ドメーヌはローヌ河の左岸、フランスで最も歴史あるワインの街の一つとされるタン・レルミタージュ(Tain-l’Hermitage)の東、エルミタージュの丘に隣接するメルキュロル(Mercurol)という小さな村にある。
第一次世界大戦の頃からこの地で暮らすヴィアール家は、当初小作人として果樹栽培をしていたが、徐々に自分たちの畑を購入。葡萄栽培に力を注ぐようになり、ワイン造りを始めた。
3代目の現当主フローラン氏がドメーヌに入る1990年までは、全てのワインをバルクでギガル社、ポール・ジャブレ社などに売っていたが、1991年より“Domaine du Colombier”の名で元詰めを開始。以来、瞬く間にフランス内外で高く評価を受け、注目を集める。
フローランは最上の畑を次々に購入し、ボーム(Beaumes)、ペレア(Peleat)、ディオニエール(Dioniere)というエルミタージュの3区画1.5haと、メルキュロルだけでなく、タン・レルミタージュにも散在する優良なクローズ・エルミタージュの畑を10.4ha所有している。
流行を追わず、奇をてらうことなく、伝統的な手法を維持し、テロワールとヴィンテージの特徴を素直に表現することこそ特別なワインを造ることに繋がるという信念を持つ。収穫は全て手摘み。ピュアで新鮮な果実味を出すため、発酵は比較的低温で時間をかけて行う。