シチリア・オーガニック・ワインの代名詞「ラムーラ」
豊かな日照と乾燥した気候、葡萄栽培に適した気候に恵まれたシチリア。イタリア全土の実に38%のオーガニックワインを造るこの地は、「オーガニックワインの聖地」といえる。ラムーラは、海の近くと山あいの斜面の2箇所に畑を持ち、土壌は粘土石灰質で、柔らかくもキレのあるミネラルをワインに与える。
ラムーラはシチリアで初めてオーガニックワインをリリースした数少ない造り手の一つであり、この地のパイオニアとして知られている。
豊かな自然環境の中、有機栽培で人の手を極力加えずに育てた質の高い葡萄を、エノロゴ/パトリツィオ・コヴァが、最新の醸造技術を駆使してクリーン&ピュアなワインに仕上げる。葡萄にストレスを与えないグラヴィティ・フロー、工程中に窒素を充填し、酸化防止剤の使用を抑えた醸造は、シチリアの自然が育てた葡萄本来の美しい味わいを引き出している。
ワイナリー名のラムーラは、シチリア人であれば誰もが郷愁を覚える、石を積んだだけの塀「ムーリ・ア・セッコ」からイメージした造語。
ラベルには、世界遺産でもあるカルタジローネの街で造られたシチリア伝記「Collapesce」にまつわる伝統模様が描かれる。陶器も葡萄と同じように自然が与えた土、水、火のみで造られたもの。「ラムーラ」は、豊かな自然と長きにわたる伝統を表現した、シチリアオーガニックワインの代名詞と言うべきワインである。
この価格帯ながら、オーガニック認定に加え、ジェームズ・サックリング90点が続く。
オーガニック・ネロ・ダーヴォラ2016 90pt
オーガニック・グリッロ2017 90pt
オーガニック・ビアンコ2017 90pt