アドリア海とイオニア海に面した長い海岸線を持つプーリア州。古代ローマ時代にはアッピア街道の終点でもあったブリンディジの街は、ギリシャ航路の基点としても発展した南イタリア文化の中心地。また葡萄栽培の歴史においては、2000年以上前からアルベレッロ仕立を行ってきた伝統の地でもある。
ミケーレ・カロ・エ・フィーリは、ブリンディジの街からさらに南東、イタリア半島の踵部分最東端に近いトゥーリエの地に居を構える。海岸にほど近いその畑は、石灰岩を含む砂質と粘土質の土壌によって構成される。
地中海の最奥部から吹き込む風は、葡萄に素晴らしい芳香と気品を与え、ネグロアマーロによる高い美意識を持つミケーレ・カロのワインが生まれ、ロゼは「地中海のルビー」とも呼ばれる。
2012年にはイタリアで最も歴史ある全国紙、コッリエーレ・デッラ・セーラにて「ワイナリー・オブ・ザ・イヤー」を獲得。1954年に設立されて以来の快挙である。