小作農から独立し、世界最高100点満点のバローロを生むに至った伝説の生産者。 世界的名声を得た今もなお、畑を深く愛する敬虔な農民生産者。
カスティリオーネ・ファレットに当主、エンリコ・スカヴィーノの祖父、ロレンツォによって、”ロレンツォ・エ・パオロ・スカヴィーノ”として、1921年に設立された。バローロの最良の姿の1つを具現化した現代バローロの雄として称賛され続けているパオロ・スカヴィーノは、エンリコの父パオロ、祖父ロレンツォの時代から、真摯にワイン造りに取り組んできた歴史あるワイナリーである。
新樽バリックやロータリー・ファーメンターなど新しい技術を率先して取り入れ、現代バローロを牽引してきたエンリコは、祖父や父を通してバローロの伝統を学び、極めてデリケートな葡萄、ネッビオーロと向き合う事に心血を注いできた。ネッビオーロの個性を追求し、一切妥協のない畑仕事によって優れた畑の個性を引き出し、バリックと大樽を併用するなど、弛まぬ努力と挑戦を重ねてきたが故に、現在の揺るがぬスカヴィーノの存在がある。
高い品質を保つために、1936年~1993年の間に4度、カンティーナの改築を行っている。そして現在は醸造を学んだ娘エリザと共に、スカヴィーノならではの、緻密でありながら圧倒的な力強さと気品とを併せ持つワインを造りだしている。
【WINE ENTHSIAST】 Top100セラーセレクションにおいて100点満点の“第1位”に輝く (2014)