革命をプロデュースした日本人

長年、易姓革命=自らが天に選ばれし者だと考えるものが、武力によって皇帝となり、それが入れ替わり立ち代りで治めてきた中国。

秦の始皇帝や、三国志などでもお馴染みの中国の歴史です。

そんな中国において、はじめて人民の手による革命をもたらした孫文をご存知の方も多いと思います。

ご存知の通り、今や、中国でも台湾でも、孫文は中国を民主化に導いた「国父」として高く評価されている政治家です。

一方、この革命の背景に、ある日本人が当時のお金にして2兆円にものぼる資金提供をしたおかげで成し遂げられられたという事実をご存知の方は少ないのではないかと思います。

その日本人とは、梅屋庄吉氏、長崎出身で、日活の創始者です。

映画によって得た私財の多くを、孫文氏の高い理想に投げうった方です。

そんな偉業が日本人の支援によって成し遂げられていたわけですが、実は、この事実は、梅屋氏の遺言により長年伏せられてきました。

私が親しくさせて頂いている小坂あや乃さんは、そんな偉業をなした梅屋氏のお孫さんにあたります。

彼女は某著名レストランの跡取として忙しく働かれている一方で、日中友好のお手伝いをされております。

そして先日、日中友好活動の一環で、中国民主革命の歴史の背景を描き出す一冊を上梓されました。

>革命をプロデュースした日本人

小坂さんブログ

当社は、創業当初からアジアへの進出を考えております。

アジア各国は、歴史上の悲劇ゆえに、あまり仲良しとはいえない状況だと思います。

政治の世界では、長年をかけても、大金をかけても、謝罪などを繰り返しても、なかなか仲良くなれなかったアジア各国。

しかし、日韓ワールドカップや、日本の映画やマンガの輸出や、経済交流や、ヨンさまブームなど、民間による

「経済」
「文化」
「スポーツ」

による交流は、一気に友好を深めたり、相互誤解をなくしたり、できます。

そして、僕は、

「ワインを通して、日本とアジアが仲良くなれたら、きっと日本は良くなる、世界は良くなる」

と、考えてきました。

僕の長期的なライフワークとも言える夢の一つです。

未曾有の不況など外部環境もあって、アジア進出は準備ばかりでなかなか進展していないのですが、必ず成し遂げたいと思っております。

そんな創業前からのアジアへの思いが、小坂さんとのご縁につながったのだと思います。

私の父の家系は、孫文の革命や日本での亡命において、孫文を実行部隊として支えた玄洋社の頭山満と深いつながりがあったことを最近知ったのですが、これも不思議なご縁だなと思っております。

大きな歴史のうねり、その背景にあった日本人による理想追求のための援助。。。

是非、ご一読下さいませ!

 

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