決断について

株主の皆様はじめ関係者の方々に、我々の活動をしっかりお伝えせねばと思いながら、日々の業務に忙殺されております。

今週木曜日からフランスに出張し、ボルドーとブルゴーニュを回ってまいります。
生産者を回ってお客様に有用な情報を確保してくるのはもちろんの事、パリに会社を設立する検討・準備を行う予定です。

約1週間の出張ですが、ただでさえ多忙な中、ますます多忙でテンテコマイです。

4月には優秀な若者を1名増員する予定でおり、その後はもう少しゆとりができて、少しはマメに更新できると思っております。

今日は決断について、僕が尊敬する経営者の方に頂いたお言葉を紹介したいと思います。

経営で重要なことに「決断」があります。
それが全てといっても過言ではないほど重要だと思います。

経営者という立場で「決断」することは、会社の運命を左右することもあり、僕のような新米だと、どうしても迷うことが多々あります。

決断の過程で大切なのは、「何を基準にするか」という点だと思います。

「勘」「気分」ではあってはならないのは当然ですが、誰だって人間ですから、どうしても気分や体調にも左右されてしまう事があると自戒しています。
仲の良いチームであるほど「情」に流されてしまい、お客様や生産者にとって不益な決断をしてしまう場合もありえます。

そんな時に思い起こしているのが、この有り難いお言葉です。

「自分=ワイン、ワイン=自分。無私の境地でワインがもっとも正しく楽しまれるように、という観点で判断しなさい」

もし自分自身が、造り手によって大切に育まれたワインであって、しかるべき飲み方をして頂いて、その方に大いに幸せを感じて頂きたいと考えているとしたら、というのが僕の決断のよりどころです。

その観点に立てば、僕が経営者をやっているがゆえに、ワインが最適な形で飲み手に届かないとしたら、僕はすぐにでも今の場所を立ち去るべきであると思います。

流通政策しかり、価格政策しかり、資金政策もしかり、すべての局面において、「ワインが最適な形で飲み手に届くために」という観点で、決断をしたいと考えております。

至らぬところだらけの新米ですが、今後も皆様のご指導をお願い申し上げます。

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