幸せ論2

今日も、ヴァンパッシオンテキ・シアワセ論について書いてみます。

ヴァンパッシオンの理念(存在意義)は、「ワインを通じて、人を幸せにしたい」という事です。

一方、「そもそも、人の幸せとは何か?」という答えについては、僕達は「笑顔」と「感動」の2つを掲げています。

「感動」については、前回記してみたのですが、良くも悪くも「心が動くこと」が幸せじゃないかと思っています。
僕達はワインを通じて「心が動く」ような場面を少しでも提供してゆきたいです。

そして「笑顔」。

<笑顔が一番!>

写真は、先般エチエンヌ伯爵さんの来日時に行ったディナーのものですが、笑顔の素晴らしさは、ご覧の通りで「いわずもがな」です。
悲しい時、不愉快な時、気分が悪い時、誰も「笑顔」にはならないですから。

何かの本で読んだのですが、仏教の教えの中の「お布施」という概念の中に3つの行為があるのだそうです。
崇高な教えですので難しいのですが、誤解を恐れずに簡単に記すと、こんな感じです。

1、物施 > 困っている方に何かを差し上げるなど
2、行施 > 例えば疲れている方の肩を揉んであげたり、など。
3、顔施 > 嬉しそうな方と一緒に笑う、悲しそうな方と一緒に泣く、など。

そして仏教では、この3つの中で「顔施」を最高の徳としているのだそうです。
「モノをあげる」、「何かをしてあげる」という行為以上に、顔の表情で相手の心に何かを与えるといったお布施が最も崇高とされているわけです。

考えてみれば、モノをもらったりするよりも、優しく微笑みかけてもらうことの方が、いかに心に響くか・癒されるか、という事は、家庭生活を何年もやっていると感じるところです。

「笑顔」には素敵な力があり、周りが楽しくなると思います。
生きてて良かったと思えるような楽しい時間が流れます。
笑顔が沢山あふれていれば、不景気でちょっと元気に欠ける日本も、明るくなるかも知れません。
一国の経済状況さえ変えうる力を持つ「笑顔」の可能性って、凄いと思うのです。

僕達は残念ながら「お笑い芸人」の才能はないですが(笑)、ワインによってならば、笑顔を作ってゆけるかも知れないと思います。

僕達は、「笑顔がついこぼれてしまうような」とっても美味しいワインをお届けしてゆきたいと思います。

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