姉の結婚式

フランス出張より戻りました。

3月が決算年度末なもので、バタバタして更新もできない状況でした。

業績の方ですが、みんなの頑張りもあって、環境が厳しいなりには、何とか最低限度以上の好調を維持できております。

今回はお客様とご一緒する日程がほとんど、という出張でしたが、大変実りある出張となりました。

パリの事務所で、日本酒のクルティエの権威およびフランスワインのクルティエの権威と一緒に、最高峰の日本酒を何種類も試飲するなど、興味深い経験をすることもできました。

日本酒の世界はワイン同様奥が深いです。
非常に感動いたしました。

日本の誇る、職人の文化や芸術作品を、いつの日にかフランスにも広げたいと思いました。

南仏からローヌ、ブルゴーニュ、シャンパーニュとまわった長い出張につきましては、また、いずれ、この場で、ご報告させて頂きたいと思っております。

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さて、私事ですが、私の姉が先日、帝国ホテルで結婚式をあげました。

ご覧の通り、お相撲さんがお相手です。
最初は、本当にびっくりしました。。。

今、なにかと話題の高砂部屋に所属しておられる、一の矢さんです。

あの朝青龍関が、新入門してきた際に教育係をやっておられたそう。

昨年11月に引退するまでは、現役最年長力士だったそうです。
今年で、なんと、47歳。
入門したときから最年長であったそうです。

現役最年長力士・一の矢さんの引退は、TVや新聞などで報道されていましたので、ご存知の方もあられるかと存じますが、以下、簡単なニュースより抜粋です。

現役最年長46歳一ノ矢が引退&結婚へ(日刊スポーツ) – Yahoo!ニュース

現役最年長力士の東序二段103枚目・一ノ矢(46=高砂)が、今場所限りで引退を予定していることが21日、分かった。

83年九州場所でデビューし、この日で1001度土俵に上がった。
引退後は、高砂部屋のマネジャーとして第2の人生を歩む。

この日、517敗目を喫した一ノ矢は「入門前から土俵に上がることが夢で、1000回以上も続けられて幸せです。年を取っても強くなれることを証明したい。欲を言えば、関取になりたいけど、無理だね」。

引退時期の明言は避けたが、今場所を最後に土俵人生に別れを告げる覚悟は固めている。

引退後は、3年前に取材を機に知り合った雑誌編集者のAさん(40)と結婚する予定。

今年1月にプロポーズし、来年2月2日に都内で挙式も予定している。「一緒にいて楽だし、いろんな面で気が合う。子供はほしいですね」。

土俵に青春をささげた一ノ矢が、今度は裏方として大好きな相撲を陰から支える。


700名近い出席者(!)朝潮(高砂親方)ご夫妻が媒酌人をして下さいました。

一の矢さんは、理系のご一家出身で、ご兄弟は技術者やお医者さまといった職業の方ばかりという、相撲取りさんとしては、かなりの変り種の方です。

ご自身も、大学で物理学を専攻されておられたのですが、相撲の世界に魅入られて、わずか170CMの身長にもかかわらず、厳しいプロの世界で23年の現役を張ったすごい方です。


なんと披露宴で断髪式(びっくり!)

私もかつて、「ラグビーしかやらない」という日々を10年以上送りましたが、
自身の才能の限界や、社会的な状況や、そして何よりも、体がボロボロになってしまったことで、子供の頃からの夢を断念しました。

一の矢さんも、
体もボロボロになったでしょうし、
弱肉強食の厳しい土俵の世界では、16歳くらいの子供のような若者に負けてしまう屈辱もあったでしょうし、
年齢的に、人生における不安もあったであろうこと、僕も推測ができます。

そんな中、若い日の燃えるような夢や理想を、そのまま23年間も現役として貫いた一の矢さん

僕も「男の子らしい体育会的な夢・純粋な理想」を追って挫折したものの一人として、心から尊敬しております。

シンプルに、「すっげーなー」って思います。

素敵な方を射止めた姉を、「偉い!」と思いました。


ちゃっかり朝青龍関と吉田秀彦さんのツーショット写真をゲット(汗)

こんな「すっげー」義兄ができ、本当に刺激を受けました。

僕は体育会系の世界を離れて、ファインワインの世界に生きておりますが

義兄の、「理想を追求し、自分の限界に挑んだハート」を見習い、

ラグビー精神とその根性を思い出し、

日々頑張ってゆきたいです。

匡子さん、末永くお幸せに。

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