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11月6日、弊社の新規取り扱いとして、国産ワイン「鳥居平今村」の発表会を執り行わせて頂きました。
今までの国産ワインのイメージを覆す、全く新しい哲学・コンセプトで造られる、こだわり抜いた国産ファインワイン。
これを、フランスワインのスペシャリストとして、数多くの一流のホテルさま、レストランさま、ワインショップさまとお付き合いをさせて頂いている当社の流通に載せてゆく販売。
今までにない、「一流を極める国産ワイン」になる予定です。
きっと、ワインを愛する消費者の方々に
「我が日本にもこんなワインがあったか!!」
とお喜びいただけるのではないかと思っております。
■ 発表会の会場は「La Tour d’ARGENT」
鴨のお料理で有名なパリの超一流店の、ご存知、ホテル・ニューオータニにあるレストランです。
ワインの試飲セミナーなどのイベントに場所をお貸し下さることはまず滅多にない、敷居の高い超高級店さま。。
今回は、この「鳥居平今村」のコンセプトにご共鳴下さり、特別に場所を貸してくださいました。
この特別な場所の決まりゆえに、ご来場のお客様には、「試飲セミナー」にも関わらず、ドレスコードを「ジャケット(できたらタイ)」とさせて頂きました。
お客様には少し窮屈な会となりましたが、素晴らしい場所での試飲セミナーにご満足いただけたのではないかと思っております。
「何故、フランスを中心とした輸入ワインを取り扱うヴァンパッシオンが国産ワインなのか」、
・・・というご質問をよく頂きます。
そのお答ですが、以下、当日ご来場下さったお客様に配布した資料(抜粋)にございます。
■ 当日ですが、
まずは、著名なジャーナリストの方々にお集まり頂いて、プレスリリースを行いました。
その後、ダルジャンさんの個室で、フリー試飲。
場所の都合で、ご来場は約100名様に限らせていただきました。
フリー試飲と並行し、メインダイニングでは、当主・今村英勇(えいゆう)氏によるセミナーを執り行いました。
こちらも、お座席の都合で45名さまに限らせて頂いた形でした。
有難いことに、業界の重鎮のみなさま、トップクラスのソムリエさまが多数かけつけて下さいました。
当日は他のインポーターさん、フランスの生産者さんが、複数の場所で試飲会やセミナーをされておられたと後で伺いました。
それにも関わらず、国産ワインの発表会に数多くのトップクラスのお客様がかけつけて下さいました。
本当に心から御礼申し上げたく存じます。
■ フランスに住み始めた2000年以来8年、ずっと国産のファインワインを扱いたいという夢がありました。
フランスで世界的に有名な生産者に触れ、その偉大さに驚愕する一方、
日本には日本の素晴らしさがあり、それを前面に押し出した国産ワインができないものか
・・・とずっと思っておりました。
そこで、2004年の弊社創業時からの夢として掲げたことがございます。
世界に追随するのではなく
日本らしい日本固有の文化を前面に押し出し、
世界のファインワインに伍するワイン
・・・を扱うことでした。
そして先日、ついに夢を実現することができました。
足掛け8年、まさに感無量です。
■ 「鳥居平今村」の現当主は、3代目にあたる今村英勇(えいゆう)氏。
日本固有の剪定を説明する今村氏。
左は将来の第四代目当主「英香(ひでか)」さん
今年で130周年を迎える名門の醸造家であります。
氏はご自身がワインの造り手として50年の歴史を持ち、また、約20年間、実際に葡萄畑で栽培を行ってきた「栽培者」であります。
歴史的に、勝沼という場所では葡萄栽培者とワインメーカーが別物であるケースがほとんどです。
そんな中、今村氏は、葡萄栽培農家からスタートして醸造も行いはじめたという意味で、ブルゴーニュにおける「ドメーヌ」、シャンパーニュにおける「R・M」に近い存在であると言えると思います。
実際に氏の語る勝沼の土壌、風の流れ、栽培の原理原則、土作りの方法・・・、といったものは、20年もの間、実際に葡萄栽培農家として畑で汗を流し続けてきた者にしか語れない「本物の深みと奥行き」があります。
■ また氏は、勝沼の中でも特別に優れた畑として有名な、
「鳥居平(とりいびら)」
という区画の最大所有者でもあられます。
他のメーカーさんも、特別な限定キュヴェを造っておられる別格の畑です。
造り手名に、自らの名前「今村」と共に刻んだ、「鳥居平」という素晴らしい畑の条件(土壌、日照、斜面、風の流れ・・・)については、また後日、ご紹介させて下さい。
■ また、氏は100年前のワインも含めて、オールドワインを多く所有しておられます。
最近、ちょっとした国産ブームですので、
「国産ワインは、はたして熟成するのか?」
といった話題も多くあると存じますが、ここ「鳥居平今村」には、すでに国産トップワインの熟成ポテンシャルを堂々と示すオールドワインがあります。
同家の初代にあたる興三郎氏が
「鳥居平の畑に特有のミネラル分ゆえに、長期熟成に耐えうるワインができる」
と考えた、その100年前の先見の明に驚かされる一本です。
(勝沼の土壌の多くは肥沃な火山灰土ですが、鳥居平と菱山地区一帯は、固い粘土質に礫(れき)というミネラル分を多く含有する小石が混じった土壌です)
■ 11月中旬、いよいよ、一般での発売日となります。
日本の土地の個性、日本の職人魂が詰まった、日本文化を体現する「鳥居平今村」を、是非ともご愛顧いただけますよう、宜しくお願い申し上げます。
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