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11月に入り、だんだんと年末ムードも高まって参りました。
クリスマスイルミネーションが灯り始めるころ、ワイン消費は1年でもっとも大きなピークを迎えます。
皆さんがクリスマスや年末のムードを感じ始めるころ、商売の多忙を極めるのが僕たちワイン稼業の人間です。
人が楽しんでいるときに働くのは、寂しくもありますが、もう10年以上そんな生活ですし、僕達はワインで人様に幸せを感じて頂くのが仕事ですから、当然といえば当然です。
さて、このシーズンに決まってワイン特集を行い、98-99年のワインブームの仕掛け人とも言われる雑誌、ブルータスさんが、本年もまたワイン特集号を出しておられます。
RMシャンパーニュ と自然派ワインにスポットライトをあてた特集となっておられます♪
もちろん当社シャンパーニュもバリバリと取り上げて頂いております。
前職時代の2001年に、RMシャンパーニュなる「無名だけど質に優れた蔵のシャンパーニュ」を8種類同時にスタートした際は、お客様はびっくりされておりましたし、社内では「馬鹿か?」といわれましたが、5年たってずいぶんと広がってきたのではないでしょうか。
でも、記事内での、著名なソムリエさんによるブラインド評価が思ったより低くて残念でした(><)
生産者の名誉のために、少しだけ言い訳させてください。
シャンパーニュに限りませんが、当社のラインナップは、基本的に
フランスやイギリスのジャーナリズムで評価が高いスタイルの造り手
(アメリカのジャーナリズムには受けが悪い造り手が多い・泣)
フランスの星付レストランで評価され、多くオンリストされている造り手
地元の造り手の間の口コミで評価が高い造り手
・・・が多いため、「ブラインド比較試飲向き」ではないのかも知れません。
収量を落とし果実味がしっかりと出ているシャンパーニュというよりも、当社は特級村のその村の土地にしかない個性を打ち出しているシャンパーニュが多いのです。
醸造技術や栽培技術で生み出される味わいというよりも、土地の個性が前面に出てくるものが多いのです。
醸造技術や栽培技術というのは、土地の個性を引き出すためにあるという哲学です。
そういった謙虚な人柄の造り手が多い、というのも理由の一つです。
「ロワールやブルゴーニュの良いスパークリング産地」との絶対的な差別ポイントとして、シャンパーニュ地方で特級や1級に認定されている村には、分厚く密度の高いチョーク土壌があります。
必ず強いミネラル感を伴います。
そういった土地の個性を生かすためにも、果実があまりにも前面に出たスタイルにはなってこないのです。
ブルゴーニュで言えば、「濃すぎるヴォルネイは有り得ない」、といえば分かりやすいかも知れません。
あるいは当社扱いのコシュデュリやラモネが、果実味を前面に押し出した、ブラインド試飲向きのワインかどうか、といえば、やはり違います。
その意味で、当社の造り手たちによるシャンパーニュは「特級的な洗練のシャンパーニュ」であり、ガストロノミーと共にあるスタイルなのです。
ちなみに、ブルータスさまのレストランさんをご紹介するページで、各レストランさまが、当社シャンパーニュを多数お勧めして下さっておりました。
まさにガストロノミーと共にあるシーンにおいて、多くのご利用をいただいていること、本当に嬉しく思っております。
著名なワイン専門誌「ワイナート」でも、次号の特集はブルゴーニュ&RMシャンパーニュだそうです。
有難いRMシャンパーニュの盛り上がり。
多忙なシーズンになりそうです♪
ありがとうございます。
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