ドライ・コンテナについて
ドライ・コンテナを使用する場合、船上でのアンダーデッキ、又はビロウ・シー・レベル(below sea level)は、確かに指定できますが、コンテナを積んだトレーラーの並び順、及び、左右のウエイトバランス等で、必ずしも指定通りにならないケースが多いようです。
私たちヴァンパッシオンは、2004 年の創業以来一貫して 「100%リーファー」及び「100%蔵出し」という品質管理のポリシーを 貫いております。
私たちヴァンパッシオンは、一人でも多くの方にワインの素晴らしさを お伝えし、「笑顔」と「感動」をお届けすることを使命としております。 この使命を果たすため、ワイン・セレクションにおいては「才能と情熱溢れる 人の手になるワイン」、「各テロワール固有の個性が現れたワイン」を2 大ポリシーとしております。
現地の味わいを出来るだけそのままに最高の状態でお届けするため、最大の努力をいたします。
「 I .100% REEFER 生産者の蔵元からお客様のお手元に届くまで、すべての輸送過程においてリーファーコンディションでお届けすること」、「 II .100%生産者蔵出し蔵出しの正規品のみを取り扱うこと」をワイン・デリバリーにおける2 大ポリシーとしております。
生産者の蔵元からお客様のお手元に届くまで、年間を通じ全ての 輸送過程において、リーファー・コンディションでお届けします。
(港までの国内輸送、海上輸送、日本のコンテナヤードから弊社営業倉庫までの輸送、弊社営業倉庫における保管、弊社営業倉庫からお客様の手元まで)
蔵出しの正規品のみを取り扱っております。
(第三国経由の並行ワインは取り扱っておりません)
ヴァンパッシオンが取り扱いするワインには、ポリシーを記載したバックラベルを貼っております。
生産者の蔵元からお客様のお手元に届くまで、年間を通じ全ての輸送過程において、100%リーファー・コンディションでお届けします。
102生産者全てにおいて、通年100%リーファートラックを利用。(*1)
ドック式の通年リーファー倉庫において、コンテナへの積み込みをしております。もちろん、積み込むのは通年リーファー・コンテナです。
港へと向かうトレーラーもプラグ装備の車を手配。現在の当社規模で、年間500~600万円という目に見えないコストを負担しております。(*2)
コンテナヤードに到着してからも、通年100%プラグイン。祝祭日によっては、最長1週間にわたるヤードでのポジショニング時の保管も万全を期しています。(*2)
ドライ・コンテナを使用する場合、船上でのアンダーデッキ、又はビロウ・シー・レベル(below sea level)は、確かに指定できますが、コンテナを積んだトレーラーの並び順、及び、左右のウエイトバランス等で、必ずしも指定通りにならないケースが多いようです。
当然ながら航海中もプラグインの状態です。もちろん、一般的にリーファーコンテナで運ばれることの少ないチリワインにおいても100%リーファーコンテナを手配しています。(*3)
北廻り航路は、冬のマイナス気温による低温劣化のリスク、また通年マラッカ海峡(赤道)付近通過による高温劣化のリスクを伴います。
弊社では、インシュレイテッド・コンテナ(断熱材のような布を巻きつけて外部の温度変化を受けにくくする方法)、ドライ・コンテナは一切使用しておりません。
ドッグ式
温度: 15℃
湿度: 60%
作業場温度: 18℃
作業場温度についてラベル貼り作業は、パート女性や外国人労働者によるケースがほとんどです。就労規定問題、また長時間の立ち仕事ゆえ、リーファー倉庫であっても作業だけは暖かいドライスペースで行われる場合がほとんどです。
横浜市港湾局サイトマップより抜粋
保税資格をもつ倉庫ゆえ、コンテナ・ヤードに貨物を滞留させることなく、荷揚げ後すぐ貨物を引き取ります。そこで品質を確保してから通関に入ります。 コンテナ・ヤードに貨物を滞留させる「ヤード通関」は一切行っておりません。
港湾労働者は協定で守られるため、デバン作業中に昼休みになることもあり、開放式のプラットフォームはリスクを伴います。よって、ドッグ式の重要性は高品質ワインには欠かせません。
本来の理想湿度は80%ですが、カートンやラベル等へのカビを防ぎ、且つ、多湿状態を維持するため、最大値を60%としています。(5年程度の保存には全く問題ありません)
主な配送業者
リーファー・システム・ジャパン
ヤマト運輸・佐川急便 クール便
あらゆるワインの中でも、とりわけ繊細な味わいが重要なブルゴーニュ・ワイン。
もし他ルートの同一ヴィンテージのワインを比べて頂いたとしたら、特に「酸のフレッシュ感」において大きなニュアンスの違いをおわかり頂けるでしょう。
又、弊社のチリワインを利いていただくと、一般的な「酸がないのっぺりとしたワイン」というイメージも覆るでしょう。これら厳格な管理の下、私たちは、お客様そして生産者の「笑顔」のために、最大限の努力を尽くしてまいります。
大地震に耐えうるよう、横浜市によって特別に建てられた集合倉庫、YCC内にあります。
最強度の耐震構造。
倉庫からの風景。コンテナ・ヤードからすぐの距離。品質劣化のリスク“ゼロ”。
デバン作業時には、外気に触れないよう、カーテンをしっかりと広げ、密閉させます。
左)ドック式(外観)
右)デバン中、カーテン密閉状態
デバン作業中も写真の通り、リーファー・プラグをインにさせたまま作業を行います。
上)コンテナ後部にあるリーファー装備
下)リーファー・コンテナのプラグがインされた状態
デバン作業後のリーファー・コンテナ内。コンテナ付けされた保税倉庫内部からの写真
15℃に設定された 倉庫内温度計
コンテナ奥の通気孔と床溝から冷たい空気を循環させる仕組み
コンテナ奥の通気孔
コンテナ床溝
加湿一体型
多くのトップ・ドメーヌが構えるセラー同様、エアコンも直接風が当たらぬよう配慮された設計。
⇒赤い布に冷たい風を送り込み、布の内部から湿った冷気が放出される仕組み。
*一般的に、大型クーラーを設備している低温倉庫でも、加湿が水を散布、または、加湿だけ別途設置しているのが多くの例。
蔵出しの正規品のみを取り扱っております。
(第三国経由の並行ワインは取り扱っておりません)
a)
第三国を経由した場合、いくらインポーターが輸送段階における品質管理を保証しても、お客様に万全なワインをお届けできるとは言えません。「1本100万円のワインであっても、劣化していれば1,000円のワインにも劣る」と言われる通り、消費者の視点に立った考え方を、我々は忠実に守ってゆきます。
b)
小規模生産者は、各市場において、自らのワインが、人と人との関係で「真心」を込めて売られてゆくことを切に望んでいます。もちろん、自らの知らぬルートで、本来美味しいはずのワインが劣化した状態で流通してしまうことを最も遺憾に思っています。我々がQC(クオリティ・コントロール)にこだわるのは、消費者のみならず、1年に1度丹精を込めてワインを造ってくれる生産者の想いを尊重するためでもあるのです。
ワインを命ある物のように、大切にお取り扱い下さるショップ様のみとお取引させていただいております。
2007年現在、日本全国で酒販小売免許を保持している小売店は約7万軒あると言われておりますが、弊社では、その内の約150社の小売店様のみとお取引しております。
ワインをまるで生鮮食品や命ある物のようにお取り扱い下さる小売店様の存在なしには、「生産者から消費者の皆様に現地の味わいそのままにお届けする」という私達のポリシーを果たすことはできません。
私たちヴァンパッシオンは、生産者、そして消費者の方々のため、商業的な規模を目指したマス流通ではなく、「お互いに顔の見える流通」を心がけております。
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