カリフォルニアの実力

先般、K先生とのワイン会で、すごいカリフォルニアワインのご相伴に預かりました。

■ ハートウェル ソーヴィニヨンブラン 05

■マーカサン 97

■アラウージョ エイスルヴィンヤード 96

■アルバン ヴィンヤード レヴァ 97

いわゆるカルト系ワインばかり。

しかも熟成したワインばかりですので、合計ウン十万円になろうかというラインナップ!

いわゆるカルトワインと違って、新大陸ワインにありがちな、濃くてホットで、飲み手に迫ってくるワインではありません。

飲み手が静かにワインに近づいてあげなければならない、奥行きの深いワインばかりでした。

フランスびいきの私ですが、特にアルバンのシラーの97の完成度の高さは、北部ローヌのトップ中のトップが造るシラーと全く遜色ないどころか、勝っているとさえ思いました。

マーカサンのエレガンス、緻密で凝縮しているがゆえの静。

アラウージョ96の10年を経てまだプラス10年は優に熟成してゆくというポテンシャルの高さ。

ハートウェルのソーヴィニヨンのエレガンスとフィネス。。。

カリフォルニアにはこんなワインがあったのかと、びっくり仰天しました。

オークションやマスコミなどによる成功によってカルトとなったワインばかりですが、上記はカルトとなる以前のヴィンテージばかりのコレクション、というところがK先生の造詣の深さでした。

世間の評価ではなく、自らの味わいの判断だけで、著名になる前からメーリングリストに名を連ねた先見性、プロのクルティエでも敵いません。。。

いやはや、フランスびいきの僕には、考えさせられる夜でした。

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