私事ながら、１１月１８日は、誕生日でした。

すでに３８歳、子供を持つ年齢ですから、誕生日だからといって特に感慨はありません。

一方、この世に生を授けてくれ、育ててくれた両親に感謝の気持ちがわく、といったような感覚が誕生日にはあります。

今日うれしかったのは、自宅に「スタッフ一同より」として、お花が届いたことです。

ああ、有難い仲間達と日々を過ごすことが出来ているなぁ、有難い人生だなぁ

と、しみじみしてしまいました。

先日、某大手業務用酒販店さまと試飲展示会がありました。

その酒販店様の担当者以外にも、当社スタッフの多くがヘルプとして試飲会に駆けつけ、訪れて下さる多くのお客様にワインをお注ぎしたり、ワインの説明をさせて頂いたりします。

私自身は、名古屋への出張があって、残念ながら顔を出させて頂くことができなかったのですが、そこで嬉しいことがあったのです。

初めてのお客さまなのですが、その試飲会で知り合った日本食の料亭さんが、ずいぶんと沢山のワインをお買い上げ下さったのです。

その理由として、（もちろん優れた生産者のワインのお陰というのが１番なのでしょうが）先方の社長様がおっしゃって下さってたのは、

「誰一人例外なく、スタッフ全員が、これだけ生き生きとした笑顔でワインをサービスしている会社は初めてだ」

という事でした。

そして、

「こんな笑顔のチームを作っている社長さんにお会いしてみたい」

ともおっしゃって頂いたそうです。

こんな嬉しいお言葉、滅多にありません。

いつもこうした試飲会前のミーティングでは、

「試飲会にわざわざ電車に乗ってやってきて下さったお客様に心から感謝し、最高の笑顔とサービスをしよう」

「もちろんプロとして売上は大切だが、ワインを買ってもらうための説明をするのではなく、一生懸命良いワインを作ろうと努力している生産者の顔、雨の日も風の日も毎日黙々と畑で情熱を燃やしている生産者の姿を思い浮かべて、その感謝や感動を伝えよう」

という事を確認しあっています。

ですから、今回お褒め頂いた件は、本当に嬉しかったのです。

当社スタッフは、前職時代にそれなりのポジションで中心人物の一人として活躍していた方が多く、ともすれば、バラバラな組織になりやすい傾向があったと思います。

もちろん当社は「一人一人が経営者マインドの自由闊達な組織」を目指していますから、それぞれが自由に活躍するのはＯＫです。

ただし、同じ目的を共有し、必要な際には一糸乱れぬ団結力を発揮する組織であり、高い次元でのチームワークを発揮できる組織でないと、お客様や生産者に幸せをもたらすことはできません。

20名体制となって半年、熟成の時を経て、徐々に良い形が出来上がってきたと思い、本当に嬉しく思ったのです。

私のような新米で右往左往する経営者の元で、

まったくゼロからのスタートの会社ゆえに数字のプレッシャーも常に厳しい環境の中で、

お客様から最高の笑顔のチームとしてお褒め頂いて・・・

・・・スタッフの一人一人に本当に頭が下がる思いです。

今日より明日、明日より明後日、常により良いチームになれるよう、みんなで一層の努力をして参ります！