ブルゴーニュの名醸造家・パトリス・リオンさんが、来週月曜日から来日します。

昨年末のド・モンテーユ氏に続いて、世界的な名声を持つ醸造家がヴァンパッシオンのために日本に来て下さいます。

東京、京都、広島で、セミナー、試飲会、ディナーをこなすという強行スケジュールです。

パトリス・リオンさんは、高名なニュイサンジョルジュ村の名門、ドメーヌ・ダニエル・リオンの醸造家でした。

偉大な畑を持ちながら、長年低迷していたドメーヌを、「５ツ星評価」まで引き上げたという伝説的な醸造家です。

同時代のもう一人のスター生産者、ドメーヌ・デュジャックのジャック・セイス氏と並び、若手醸造家から憧れられている人物です。

ブルゴーニュにありがちなお家騒動や、目指すワインのスタイルの問題から、彼は兄弟と一緒に運営していたドメーヌを2000年に去り、2001年物から彼と彼の妻によるドメーヌ、「ミッシェル・エ・パトリス・リオン」を立ち上げました。

＜ロマネコンティと全く同じ、ピンク色をした泥灰土を持つアルジリエール！＞

一生安泰でいられる世界的に有名な実家を捨て、自分が理想とするワインを造りたいという、情熱的なブルゴーニュの「ベンチャー経営者さん」です。

いかに世界的に有名な彼であっても

「初年度はキャッシュフローが大変だった。経営と品質の両立は実に難しかった」

と語っていますが、会社を立ち上げたばかりの僕達にとっては、実に共感のできる生産者です。

そんな彼が2002年物から僕たちヴァンパッシオンを日本の輸入元として指名して下さり、更に2003年物からは独占輸入元として下さることになりました。

まだ始まったばかりで規模の小さな僕たちに期待してくれたパトリスさんに対して、僕たちも最大の応援をして、彼と一緒に発展してゆきたいと思います。

彼の造るワインは、常にエレガントそのものです。
知性的な味わい、緻密な完成度の高さを持つワインです。
ワインの味わいというのは、本当に造り手のお人柄を表すものだといつも思います。
ぜひ、お試し下さい。

彼の有難い期待に応えられるよう、頑張りたいと思います！！